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「過去10年で最も厳しい」今冬の電力需給を乗り越えるための2つの対策

経済産業省は今月26日に、今冬の電力需給が過去10年間で最も厳しくなるとの見通しを示しました。

理由としては供給が不安定な太陽光や風力など再生可能エネルギーが普及する一方で、火力発電所への投資が停滞し、火力発電設備が減少傾向にあるためとしています。

実際、電力卸市場(JEPX)ではこの秋から既に異様な高騰が発生している状況です。

これらを深堀りすると経産省の説明に疑問を呈する数値や状況が沢山出てきます。話が長く、ややこしくなるのでここでは割愛させていただきますが、 発電燃料の大部分を国外に依存する日本においては、電気やガス料金が簡単に、それも大幅に上下することはこれまでもこれからも十分にあり得ることでしょう。

 

一方で、我々は生活する上で電気の消費を止めることはできません。

節電するにしても、こまめな消灯やエアコンの設定温度変更などにも限界があります。

今までの利便性を手放してまで節電することは難しく、結果として如何に電気代が高騰しても何も対策しないまま甘んじて請求を受け入れている、というのが大多数ではないでしょうか。

 

しかし、現在は新型コロナの影響で売上が減少しているところが少なくないと思います。

 

入るものは少なくなり、出るものは多くなる、そんな状況を避けたいと思いませんか?

 

本稿では今の使い勝手のまま、むしろ今以上に使い勝手を良くする3つの取り組みをご紹介いたします。

そのうち切り替えれば、、、あの時切り替えておけば良かった、、、そんなことにならないように、下記の3つの取り組みが1年後10年後にどれだけの差を生むことになるのか、皆さんの会社やご自宅に当てはめて想像しながら読んでいただけましたら幸いです。

今の使い勝手のまま、むしろ今以上の使い勝手にしながら電気代を30%以上減らす!?

グラフは企業のオフィスで使われる電気代の一般的な内訳と言われています。

ここに下記でご紹介する3点を導入し、弊社のデータを当て込んでみると電気代が平均30%程削減できる計算になります。

ちなみに弊社実績上の最大は54.95%削減になります。

 

我々が支払う電気代は基本的に「電気の使用量×料金単価」から計算されます。

使用量と料金単価、そのどちらも減らすことができれば電気代が安くなるのは単純明快。

でも、そのために手間が増えたり使い勝手が悪くなったり、あまり高額な支出があるのでは支離滅裂。

 

それが、大きな費用をかけることなく、使い勝手は変わらず、むしろ今以上に良くなって電気代が削減できるとしたらどうでしょうか?

 

それでは1つずつご紹介していきます。

 

1.本当にベストな電力会社に切り替える

電気の「料金単価」を減らすための対策です。

照明や空調、パソコンから機械まで、電気料金単価はすべての電化製品に関わります。

電気料金単価下げることはまず最初に取り組むべきと言えます。

オール電化などの特殊な契約でない限り、電力会社を見直したことがないとすれば、弊社の実績から申し上げて、ほぼ100%もったいない状況であると言えます。

どのくらい削減できるかについては下記の弊社実績値をご参照ください。

 

削減率の実績 低圧電灯契約 低圧動力契約 高圧契約
初めての切替 平均 10.87% 9.36% 15.37%
最大 26.41% 27.00% 43.79% 
2回目の切替 平均 7.18% 5.99% 14.44%
最大

11.00%

13.40% 29.59%

集計期間:創業〜2020年10月

上記のように、弊社には既に新電力に切り替え済のご相談者様も多くありますが、まだまだ削減できる企業がほとんどです。

また弊社の場合、単純に安いだけでなく、縛り期間や違約金条件が無かったり、明細が紙でももらえたり、問い合わせ先が明瞭かつ対応が良いところなど、総合的に分析した上でご紹介しているため、サービスの質の向上にも寄与できています。

 

契約容量の大き過ぎる場合は、適正な容量に落とすことで基本料金を大きく下げられることもあります。

 

ベストな電力会社はご利用状況により様々です。

また、小売市場で強い会社・弱い会社は日々入れ替わっています。

読者様にとって本当にベストな電力会社がどこなのか?弊社へのご相談はきっと損にはなりません。

2.照明のLED化で消費電力75%DOWN!

一般オフィスで2番目に電力消費量を占める照明をLED化することで、大幅な電気代削減につながります。

照明をLED化するメリットは消費電力の削減だけに留まりません。

・寿命が電球タイプで20〜40倍、蛍光灯タイプで3〜6倍ほど

・安定器やグロー球などを使用しない

・ガスの封入がなく人体に安全

・ガラスを使用していないため交換時や震災等での落下時も安心

・虫が好む紫外線量が少ないため、虫が寄り付きにくくなる

導入いただいた企業様からは社員の皆さんの笑顔とともに「いままでより明るくなった」、「文字が見やすくなった」など喜びの声を毎回いただいています。

 

よくある40W型の蛍光灯と同等の明るさのLEDの消費電力は12W程度になります。

さらに蛍光灯には安定器という機械が入っており、安定器自体も15Wくらいは消費しているため、40W型蛍光灯2本(+安定器)とLEDを比較すると、消費電力はなんと約25%まで減る計算です。

費用としては1日9時間、年間240日程度使用する場所で、標準的な施工で勘案すると1〜2年でペイできる費用感になります。

 

昨年末に施行された「水俣条約」によって水銀灯の国内製造、輸出入が全面禁止になったことは記憶に新しいですが、蛍光灯の器具や、蛍光灯自体の国内メーカー製造もどんどん終了しています。

既存の照明が暗くなってきたり、切れてしまった、器具設置から10年以上経過しているといった場合もLED交換へのきっかけとして良いのではないでしょうか。

 

なお照明のLED化には資格者による工事が必要になります。

弊社では商品選定から格安工事、譲渡権付き5年レンタル、大型施設への実績多数な施工企業など、ニーズに合わせて様々なケースの対応が可能です。

何でも見直しが大切

 

会社でも家庭でも、経費は少ないに越したことがないと思います。

しかしなかなか、黙って待ってても安くなることはほとんどありません。

色々な情報をインプットし、既存の契約は適宜見直し、良いものはどんどん取り入れることが重要です。

 

また電気使用量の削減は、経済発展や環境対策にも通じます。

例えばお隣の中国では、発電所の能力が弱くてしょっちゅう停電していた頃、発電所の増強と共に、政府主導の下で地方の奥地に至るまですべての照明をLED化を実施しました。

すると発電所の負担が減り、停電がなくなり、製造業等は長時間稼働できるようになり、国の経済発展の原動力になりました。

日本のLED化は道半ばであり、その電力源のほとんどは化石燃料頼みです。

日本のエネルギーの未来に向けて、我々が無理なく取り組める第一歩が、

 

 

今回は電力のお話でしたが、当社では他にもガス代、水道代、インターネット代など、様々なコスト削減も取り扱っております。

皆様のコスト削減に弊社が少しでもお役立てできましたら幸いです。